有松に誕生した春の名物

女の子のいる家庭には大抵雛人形があるものです。でも、女の子が大人になり、結婚して家から出ていくと雛人形を飾ることもなくなってしまいますよね。そんな雛人形に新たな使い道を与え、さらにこれを観光に活かしている地域があります。江戸時代から絞りの産地として有名な有松では、飾られなくなった中古の雛人形を加工して、吊るし飾りにしています。吊るし雛とも言いますよね。このような飾り方自体は、すでに江戸時代から存在していたので、決して珍しいものではありません。しかし、有松の吊るし雛は、江戸時代をしのばせる街一体を飾っているので、迫力があるんです。しかも、衣装や小物などに現代的なアレンジを加えることで、見る人を飽きさせません。

岐阜の雛祭りのイベント

リユースされた雛人形を上手に活用して、イベントに使用している地域は他にもあります。岐阜県の郡上八幡の雛祭りが有名ですよね。この雛祭りでは、三人官女がお酒やおつまみを持って楽しんでいたり、雛人形がスクーターに乗っていたりと、かなりユニークなアイディアが盛り込まれています。雛人形もどこか生き生きとしていますし、アレンジのクオリティもかなり高いのが特徴です。これらの雛人形は街の各地に期間中展示されているので、散策しているだけでも楽しめますよ。本来なら処分されるはずの雛人形を日本全国から集めて加工しているので、リサイクルの観点からも見るべき点がありますね。この他にも32段からなる大迫力の雛飾りが有名です。